ホッコーカゲムシャ（2014年生、母ホッコーマスタング）

ホッコーカゲムシャ（2014年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋影武者」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のストリートセンス（当時10歳）と交配したホッコーマスタングが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は川端正博。主な勝ち鞍は2019年の神崎瑞獣霞鳥幻樂団卒業記念(一般C2)。

経歴

デビュー前

西浦勝一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2017年）

4月23日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。18頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

5月13日、中2週で迎えた2戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したグランドロワを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月10日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

7月8日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

9月18日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて8着に敗れた。

4歳（2018年）

1月19日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から64kg戻して迎えた6戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

2月2日、中1週で迎えた7戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のケイアイアンに9馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月13日、中1週で迎えた8戦目は、こいぬ座特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で宮下瞳騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで崩れずに走り抜いたが、アンカーマンに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

3月16日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、一般B9（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で宮下瞳騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトーホウボニータに7馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4月12日、中3週で迎えた10戦目は、南陽大橋賞（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で宮下瞳騎手（4戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

5月3日、中2週で迎えた11戦目は、一般B8（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で宮下瞳騎手（5戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスリーバゴに9馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

6月17日、中5週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた12戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた13戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の御在所特別（中京芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい16着に終わった。

5歳（2019年）

5月16日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた14戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、内馬場にウチババーンオープン記念（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

6月13日、中3週で迎えた15戦目は、稲妻賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったスガオフレーバーをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

7月3日、中2週で迎えた16戦目は、雷神賞（川崎ダート900m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、平均的なペースで一団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一寸刻みに前との差を詰めて、最後は2着のラディオサを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

7月19日、中1週で迎えた17戦目は、神崎瑞獣霞鳥幻樂団卒業記念（川崎ダート900m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では生得の持久力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のラブリースマッシュをハナ差振り切って1着ゴールを果たした。

8月2日、中1週で迎えた18戦目は、小野ファームミルクジェラード賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（4戦2勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では賦性の闘争心でゴールまで頑張り、3着に入った。

8月21日、中2週で迎えた19戦目は、雷霆賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山崎誠士騎手（5戦2勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。