リキサンオーカン（1987年生、母レンジヤーガール）

リキサンオーカン（1987年5月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のストラダビンスキー（当時12歳）と交配したレンジヤーガールが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は合名会社社台牧場。戦績は、中央平地13戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は1990年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

野平富久厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1990年）

1月5日、デビュー戦は田村正光騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

1月21日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田村正光騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったシャトールージュにねじ伏せられて3/4馬身差の2着に敗北した。

8月19日、約7か月の休養明けで迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったアトムショウリに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

9月15日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（函館芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったインターカイザーにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

9月23日、連闘で迎えた6戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

10月14日、中2週で迎えた7戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のシンランドーをアタマ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

4歳（1991年）

6月16日、約8か月の休み明けで迎えた8戦目は、5歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は田村正光騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

7月6日、中2週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田村正光騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したカズサトウショウを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

5歳（1992年）

6月21日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島芝1800m 雨/不良）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には届かず9着に敗れた。

7月12日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた11戦目は、森安輝正騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島芝2000m 曇/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

8月2日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた12戦目は、鈴木勇騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

8月15日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた13戦目は、4歳以上500万下の万代特別（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木勇騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。