タイキエルキーオ（2021年生、母ピアレジーナ）

タイキエルキーオ（2021年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+魅了する(ギリシャ語)。父名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のエピカリス（当時7歳）と交配したピアレジーナが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は有限会社ビクトリーホースランチ。主な勝ち鞍は2024年の摩耶山特別。

経歴

デビュー前

谷潔厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

7月22日、デビュー戦は田口貫太騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー中京（中京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

8月13日、中2週で迎えた2戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

9月2日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦の2歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では伸びを欠き16着に終わった。

3歳（2024年）

3月3日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、高杉吏麒騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

3月24日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた5戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい13着に終わった。

7月10日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から7kg絞って迎えた6戦目は、河原田菜々騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の摩耶山特別（園田ダート1400m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のヒロアプリオリを半馬身振り切って初白星を挙げた。

4歳（2025年）

2月8日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた7戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。