レディオブトラック（1985年生、母ヒカルヨシコ）

レディオブトラック（1985年5月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のデイープダイバー（当時16歳）と交配したヒカルヨシコが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は田上光征。戦績は、中央平地20戦2勝、地方6戦1勝。主な勝ち鞍は1988年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

久恒久夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1987年）

11月14日、デビュー戦は的場均騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（東京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は456kg。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

11月28日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（東京ダート1200m 小雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のホワイトシーガルに8馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月19日、中2週で迎えた3戦目は、郷原洋行騎手を鞍上に迎えて、2歳G3のテレビ東京賞3歳牝馬ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

3歳（1988年）

1月17日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定4歳400万下の紅梅賞（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

1月31日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、東信二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい13着に終わった。

2月21日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた6戦目は、牝馬限定4歳400万下のうぐいす賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東信二騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

6月12日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、森勝義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上400万下（札幌ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

6月25日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下の羊ケ丘特別（札幌ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（3戦1勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、5着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた9戦目は、木藤隆行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（札幌ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では圧巻の末脚を発揮し、3着に入った。

7月24日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下（札幌ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（4戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のソラリスに1馬身3/4の差をつけて2勝目をマークした。

8月6日、中1週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の津軽海峡特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は木藤隆行騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

10月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（5戦2勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月12日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（6戦2勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

12月10日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（7戦2勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に終わった。

12月18日、連闘で迎えた15戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の千葉日報杯（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

4歳（1989年）

1月5日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

1月13日、連闘で迎えた17戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

1月29日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（8戦2勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

2月12日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（9戦2勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

3月4日、中2週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下の潮来特別（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（10戦2勝）。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は力尽きて12着に終わった。

5月14日、中9週で迎えた21戦目は、早川順一騎手を鞍上に迎えて、金蘭特別（足利ダート1700m 曇/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた22戦目は、合六正弘騎手を鞍上に迎えて、卯の花特別（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた23戦目は、一般A1 A2（宇都宮ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は早川順一騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のキタノジヨウオーに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月6日、中2週で迎えた24戦目は、くちなし特別（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で早川順一騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月3日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた25戦目は、オールスターカップ（足利ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で早川順一騎手（3戦1勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。

5歳（1990年）

9月29日、約14か月の休養明けで馬体重を前走からさらに20kg増やして迎えた26戦目は、一般B1 B2（宇都宮ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は合六正弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。