ノーマターホワット（2000年生、母ランニングヒロイン）

ノーマターホワット（2000年5月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「『たとえ～でも』という熟語」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のソウルオブザマター（当時9歳）と交配したランニングヒロインが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地15戦1勝、地方9戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2003年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額1,000万円（25万×40口）で一口馬主が募集された。

矢野進厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

6月14日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1000m 雨/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のファイティングスピリットで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のフランチェスカに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月27日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって11着に敗れた。

4歳（2004年）

3月6日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた4戦目は、水出大介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

4月3日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた5戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で水出大介騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

5月2日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で水出大介騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授の闘争心でゴールまで頑張り、4着を確保した。

5月16日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で水出大介騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

6月19日、中4週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は5戦連続で水出大介騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

5歳（2005年）

6月4日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は一杯になって16着に終わった。

7月10日、中4週で迎えた10戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

7月31日、中2週で迎えた11戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の閃光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。12着に敗れた。

8月21日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦し、5着を確保した。

9月11日、中2週で迎えた13戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

10月9日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 小雨/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は吉田隼人騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバテてしまい13着に終わった。

11月12日、中4週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

6歳（2006年）

1月2日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、北村欣也騎手を鞍上に迎えて、新春特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

1月22日、中2週で迎えた17戦目は、西村栄喜騎手を鞍上に迎えて、M&Kジョッキーズカップ第2戦（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のギオンスピードを3/4馬身振り切って久々に勝ち星を挙げた。

2月5日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、アネモネ特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マイネルガルボーイに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

7月9日、約5か月の休み明けで馬体重を前走からさらに11kg減らして迎えた19戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、ラベンダー特別（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

7月23日、中1週で迎えた20戦目は、なでしこ特別（佐賀ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で新原健伸騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

8月13日、中2週で迎えた21戦目は、あさがお特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で新原健伸騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

9月10日、中3週で迎えた22戦目は、川野幸治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A3 B1（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず5着に終わった。

9月16日、連闘で迎えた23戦目は、ひまわり特別（佐賀ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は新原健伸騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず5着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた24戦目は、青柳健一騎手を鞍上に迎えて、もみじ特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では全く伸びず10着に終わった。