サイコーセンリ（1993年生、母サイコーハート）

サイコーセンリ（1993年3月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアンフイールド（当時14歳）と交配したサイコーハートが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）高昭牧場。戦績は、中央平地11戦1勝。1995年の札幌3歳ステークス(G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

浜田光正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1995年）

6月11日、デビュー戦は石山繁騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌芝1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は454kg。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

6月25日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（札幌芝1000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で石山繁騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るシンギングメリリーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月15日、中2週で迎えた3戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのラベンダー賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。競走中止となった。

7月30日、中1週で迎えた4戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の札幌3歳ステークス（札幌芝1200m 雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入り込んだ。

10月29日、約3か月の休み明けで迎えた5戦目は、3歳500万下の黄菊賞（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は石山繁騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下のかえで賞（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月9日、中3週で迎えた7戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の樅の木賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

3歳（1996年）

1月15日、中4週で迎えた8戦目は、4歳500万下の若菜賞（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

2月11日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、小原義之騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではいいところがなく12着に終わった。

3月10日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた10戦目は、4歳500万下のはなのき賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着を確保した。

3月23日、中1週で迎えた11戦目は、4歳500万下のれんげ賞（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は石山繁騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。