サチモジェーン（1985年生、母サチモカザン）

サチモジェーン（1985年5月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマンオブビイジヨン（当時9歳）と交配したサチモカザンが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は平成スタリオン。戦績は、中央平地11戦1勝2着1回、中央障害14戦1勝。主な勝ち鞍は1989年の桑折特別(400万下)。

経歴

デビュー前

松田博資厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1988年）

9月17日、デビュー戦は岡潤一郎騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は508kg。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

9月25日、連闘で迎えた2戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で岡潤一郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったシベリアンテーストに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

10月9日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡潤一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

10月30日、中2週で迎えた4戦目は、丸山勝秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

11月26日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は岡潤一郎騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

12月18日、中2週で迎えた6戦目は、山田和広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

4歳（1989年）

1月22日、中4週で迎えた7戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた8戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月4日、中2週で迎えた9戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた10戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で林満明騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた11戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 雨）に出走。鞍上は5戦連続で林満明騎手（4戦0勝）。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

4月23日、中1週で迎えた12戦目は、上籠勝仁騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 雨）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月7日、中1週で迎えた13戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は林満明騎手（5戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた14戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（6戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月10日、中2週で迎えた15戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（7戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月25日、中1週で迎えた16戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で林満明騎手（8戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で林満明騎手（9戦0勝）。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で林満明騎手（10戦0勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のエイユウスワローをハナ差制して待望の初白星を挙げた。

10月7日、中1週で迎えた19戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3290m 曇）に出走。鞍上は7戦連続で林満明騎手（11戦1勝）。6頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上400万下の桑折特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は上籠勝仁騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のカイトノーザンに2馬身の差をつけて2勝目をマークした。

11月11日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下の八瀬特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は林満明騎手（12戦1勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪い、リードを2馬身以上キープして、平均的なペースで一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

12月16日、中4週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の天竜川特別（中京芝2500m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は上籠勝仁騎手（2戦1勝）。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

5歳（1990年）

1月6日、中2週で迎えた23戦目は、中竹和也騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上オープン（京都障害芝→ダート3000m 雨）に出走。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

1月28日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、梅野信一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝2600m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい9着に敗れた。

2月10日、中1週で迎えた25戦目は、5歳以上500万下の勝山城特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は岡潤一郎騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。