コスモストーム（2022年生、母オリーブティアラ）

コスモストーム（2022年3月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「宇宙(ラテン語)+嵐。嵐を呼ぶ馬」。毛色は栗毛。種牡馬のDeclaration of War（当時13歳）と交配したオリーブティアラが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は千代田牧場。2025年のバイオレットステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、千代田牧場から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、ウエストヒルズによって3,740万円で落札された。

北出成人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

6月29日、デビュー戦は秋山稔樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は496kg。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアーデルリーベを半馬身振り切って初白星を挙げた。

9月28日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳1勝クラスのヤマボウシ賞（中京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山稔樹騎手（1戦1勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

10月20日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた3戦目は、2歳1勝クラスのなでしこ賞（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で秋山稔樹騎手（2戦1勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のサディークに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月21日、中4週で迎えた4戦目は、2歳Jpn2の兵庫ジュニアグランプリ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で秋山稔樹騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

12月15日、中2週で迎えた5戦目は、2歳G1の朝日杯フューチュリティステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レース及びG1級競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で秋山稔樹騎手（4戦2勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

3歳（2025年）

1月19日、中4週で迎えた6戦目は、3歳G3の京成杯（中山芝2000m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で秋山稔樹騎手（5戦2勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

4月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのバイオレットステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では非凡な末脚を披露し、3着に入り込んだ。

9月21日、約5か月半の休養明けで迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は秋山稔樹騎手（6戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったダノンフィーゴに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

10月5日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラス（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で秋山稔樹騎手（7戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。

10月26日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの嵯峨野特別（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で秋山稔樹騎手（8戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。