タマモコメット（2008年生、母チャームスター）

タマモコメット（2008年3月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋彗星」。毛色は芦毛。種牡馬のシルバーチャーム（当時14歳）と交配したチャームスターが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は前田牧場。戦績は、中央平地8戦1勝。主な勝ち鞍は2011年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

小原伊佐美厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

3月21日、デビュー戦は芹沢純一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 小雨/不良）に出走。馬体重は436kg。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

4月10日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

5月7日、中3週で迎えた3戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のトーアシシイに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

9月3日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた5戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 雨/不良）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた6戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

4歳（2012年）

4月14日、約6か月半の休み明けで迎えた8戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は力尽きて16着に終わった。