ビッグクィーン（2004年生、母マイアミガルチ）

ビッグクィーン（2004年5月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「大王妃」。毛色は鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時19歳）と交配したマイアミガルチが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）北星村田牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方11戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2008年の4歳。

経歴

デビュー前

勢司和浩厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

4月21日、デビュー戦は鈴来直人騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴来直人騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

6月3日、中3週で迎えた3戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

4歳（2008年）

1月24日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた4戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、4歳（浦和ダート1300m 晴/重）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったミサトトレジャーに詰め切れず、約10馬身差の2着となった。

2月13日、中2週で迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。先手を取り、遅いペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

3月20日、中4週で迎えた6戦目は、4歳（浦和ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のオナサカベガに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

5月1日、中5週で迎えた7戦目は、一般C3四五六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

5月30日、中3週で迎えた8戦目は、一般C3三（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴史騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったトップロンシャンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

6月13日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3一イ（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で水野貴史騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

7月24日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた10戦目は、一般C3四五（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で水野貴史騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦したが、3着に終わった。

8月25日、中4週で迎えた11戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったミヤギゴールドに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月16日、中6週で迎えた12戦目は、一般C3三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

12月23日、中9週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた13戦目は、一般C3二（浦和ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（6戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

12月26日、連闘で迎えた14戦目は、一般C3三四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（7戦1勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず11着に敗れた。