サンエムエリート（1998年生、母サンエムハート）

サンエムエリート（1998年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のタマモクロス（当時14歳）と交配したサンエムハートが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）磯野牧場。戦績は、中央平地12戦0勝、中央障害5戦1勝、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は2002年の障害3歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

佐藤正雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

2月25日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は464kg。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

3月18日、中2週で迎えた2戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい6着に終わった。

4月14日、中3週で迎えた3戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

5月15日、中3週で迎えた4戦目は、3歳戦の若鮎賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のビューティスマイルに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月23日、中5週で迎えた5戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦1勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた6戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。

4歳（2002年）

1月27日、約7か月の休み明けで迎えた7戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の鳥栖特別（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は高橋亮騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。競走中止となった。

3月3日、中2週で迎えた9戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく7着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた10戦目は、菊沢隆仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

4月6日、中2週で迎えた11戦目は、石山繁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は植野貴也騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた13戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の胎内川特別（新潟芝2200m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はタレてしまい15着に終わった。

11月16日、約6か月半の休み明けで迎えた14戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は植野貴也騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。3着に入った。

12月8日、中2週で迎えた15戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のアイプロミスユーに6馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

12月22日、中1週で迎えた16戦目は、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3900m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で植野貴也騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5歳（2003年）

1月11日、中2週で迎えた17戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で植野貴也騎手（5戦1勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

2月15日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、淀ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3790m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で植野貴也騎手（6戦1勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。11着に終わった。