コウヨウウェーブ（2004年生、母ミナガワジュエル）

Koyo Wave

2004.02.19

コウヨウウェーブ（2004年2月19日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋波」。毛色は芦毛。種牡馬のタニノギムレット（当時5歳）と交配したミナガワジュエルが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）谷川牧場。戦績は、中央平地15戦1勝、中央障害21戦2勝2着1回、地方2戦0勝。2009年の春麗ジャンプステークス(障害4歳以上オープン)に勝利した他、2008年の三木ホースランドパークジャンプステークス(障害3歳以上オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

菅原泰夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

10月8日、デビュー戦は小野次郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は510kg。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

10月22日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

11月19日、中3週で迎えた3戦目は、千葉直人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 小雨/良）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に敗れた。

3歳（2007年）

2月17日、約3か月の休養明けで迎えた4戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

3月31日、中5週で迎えた5戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり16着に終わった。

4月29日、中3週で迎えた6戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

5月12日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

5月19日、連闘で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は千葉直人騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

6月16日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で千葉直人騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

8月5日、中6週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で千葉直人騎手（3戦0勝）。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

8月26日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で千葉直人騎手（4戦0勝）。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、猛烈な末脚を爆発させて、最後は2着のウインスラッシュに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月16日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で千葉直人騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

10月6日、中2週で迎えた13戦目は、池崎祐介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた14戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は一杯になって10着に終わった。

4歳（2008年）

1月19日、約3か月の休み明けで迎えた15戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は千葉直人騎手（6戦1勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

2月6日、中2週で迎えた16戦目は、フレンドリーサドル特別（船橋ダート1800m 雪/不良）に出走。鞍上は江田照男騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

3月3日、中3週で迎えた17戦目は、フレンドリーレイン特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。

6月22日、約3か月半の休養明けで迎えた18戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。3着に入った。

7月13日、中2週で迎えた19戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。11着に敗れた。

8月24日、中5週で迎えた20戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内 雨/良）に出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月28日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月1日、中4週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた22戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐雄祐騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、2着のノースフォンテンに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月29日、中3週で迎えた23戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐雄祐騎手（5戦1勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。3着を確保した。

12月13日、中1週で迎えた24戦目は、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3900m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で五十嵐雄祐騎手（6戦1勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。3着を確保した。

5歳（2009年）

1月17日、中4週で迎えた25戦目は、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3190m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で五十嵐雄祐騎手（7戦1勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた26戦目は、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は7戦連続で五十嵐雄祐騎手（8戦1勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のシンメイリゲルに2馬身半の差をつけて制した。

3月22日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 曇）に出走。鞍上は8戦連続で五十嵐雄祐騎手（9戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月18日、中3週で迎えた28戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り 晴/良）に63.5kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は9戦連続で五十嵐雄祐騎手（10戦2勝）。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月23日、中4週で迎えた29戦目は、障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3285m 晴）に出走。鞍上は10戦連続で五十嵐雄祐騎手（11戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、勝ったエイシンボストンから2馬身差の2着に敗北した。

6月13日、中2週で迎えた30戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。9着に敗れた。

10月17日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた31戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3300m 曇/良）に出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（12戦2勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。5着を確保した。

11月21日、中4週で迎えた32戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（13戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月12日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた33戦目は、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3900m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐雄祐騎手（14戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に終わった。

6歳（2010年）

2月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた34戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 晴）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で五十嵐雄祐騎手（15戦2勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。10着に敗れた。

3月21日、中2週で迎えた35戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で五十嵐雄祐騎手（16戦2勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。13着に敗れた。

11月20日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた36戦目は、穂苅寿彦騎手を鞍上に迎えて、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。3着を確保した。

12月11日、中2週で迎えた37戦目は、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3900m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で穂苅寿彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

7歳（2011年）

5月21日、約5か月半の休み明けで迎えた38戦目は、障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（17戦2勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。12着に敗れた。