マコトエンペラー（2000年生、母マコトコーラン）

マコトエンペラー（2000年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋皇帝」。毛色は芦毛。種牡馬のタマモクロス（当時16歳）と交配したマコトコーランが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は出口繁夫。戦績は、中央平地35戦2勝2着7回。2003年の若駒ステークス(オープン)で2着に入った他、2002年の中京2歳ステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

橋本寿正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

7月7日、デビュー戦は柴原央明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は454kg。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

8月24日、中6週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で柴原央明騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

9月7日、中1週で迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したラガーセイントにクビ差届かず2着に惜敗した。

9月22日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

10月27日、中2週で迎えた6戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、伸びてきたダブリンフォレスト決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

11月9日、中1週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて大外17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のリンカーンに5馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

11月23日、中1週で迎えた8戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの京都2歳ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

12月14日、中2週で迎えた9戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの中京2歳ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたホシコマンダー決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

3歳（2003年）

1月6日、中2週で迎えた10戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の福寿草特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、伸びてきたシンワインザダーク決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

1月25日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの若駒ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったリンカーンにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

2月9日、中1週で迎えた12戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の共同通信杯（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

3月8日、中3週で迎えた13戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のあざみ賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

3月29日、中2週で迎えた14戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の毎日杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい10着に終わった。

11月16日、約7か月半の休養明けで迎えた15戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の高湯特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

12月14日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上500万下の揖斐川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田嶋翔騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のワンダーシンゲキに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4歳（2004年）

1月11日、中3週で迎えた17戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の稲荷特別（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

2月1日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の皿倉山特別（小倉芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は田嶋翔騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

2月22日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の琵琶湖特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

3月14日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の遠州灘特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は柴原央明騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では決め手に欠いて15着に敗れた。

5月16日、中8週で迎えた21戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下のグランドマーチスメモリアル（京都芝2400m 外回り小雨/不良）に出走。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

7月10日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、3歳以上500万下の和田岬特別（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は柴原央明騎手（3戦0勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

5歳（2005年）

7月2日、約12か月の休養明けで馬体重を前走からさらに20kg増やして迎えた23戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝2000m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は失速してしまい7着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊地昇吾騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊地昇吾騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

8月27日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菊地昇吾騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に敗れた。

9月18日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菊地昇吾騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず8着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上500万下（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で菊地昇吾騎手（5戦0勝）。18頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では賦性の負けん性を発揮してゴールまで頑張り、4着に入った。

10月22日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で菊地昇吾騎手（6戦0勝）。17頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上500万下（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で菊地昇吾騎手（7戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、勝ったオースミグラスワンにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

12月4日、中3週で迎えた31戦目は、3歳以上500万下の尾頭橋特別（中京芝1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で菊地昇吾騎手（8戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

6歳（2006年）

1月8日、中4週で迎えた32戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は10戦連続で菊地昇吾騎手（9戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、勝ったイアオニードルに詰め切れず、約12馬身差の2着となった。

1月28日、中2週で迎えた33戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で菊地昇吾騎手（10戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

4月22日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から24kg減らして迎えた34戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた35戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は垂れてしまい11着に敗れた。