テイエムジョオー（1988年生、母シュウザンテスコ）

テイエムジョオー（1988年4月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のタイテエム（当時19歳）と交配したシュウザンテスコが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）槇本牧場。戦績は、中央平地21戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は1990年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

岩元市三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1990年）

10月14日、デビュー戦は本田優騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。馬体重は518kg。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

10月28日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい7着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で本田優騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったミスコチョウランにねじ伏せられて3馬身半差の2着となった。

12月2日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で本田優騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のメークアターナを半馬身振り切って初白星を挙げた。

12月16日、中1週で迎えた5戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの中京3歳ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

3歳（1991年）

1月5日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下の福寿草特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は本田優騎手（4戦1勝）。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

1月12日、連闘で迎えた7戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（5戦1勝）。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

1月19日、連闘で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（6戦1勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手が足りず4着に終わった。

2月9日、中2週で迎えた9戦目は、4歳500万下の梅花賞（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で本田優騎手（7戦1勝）。6頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、リターンエースに半馬身交わされて2着となった。

2月16日、連闘で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳500万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で本田優騎手（8戦1勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい5着に敗れた。

3月9日、中2週で迎えた11戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中京ダート1700m 曇/重）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

6月9日、約3か月の休養明けで迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は田島信行騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって7着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳500万下（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた14戦目は、牧田和弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳500万下（中京芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

7月28日、中2週で迎えた15戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、伸びてきたホマレノシラオキ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

8月10日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

8月24日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月14日、中2週で迎えた18戦目は、須貝尚介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/不良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下の雄国沼特別（福島ダート1000m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は牧田和弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に終わった。

10月19日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた20戦目は、西園正都騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の土湯特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

11月9日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下の須賀川特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西園正都騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。