エクセレンアーサー（2021年生、母カモンビューティー）

エクセレンアーサー（2021年2月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「Excellent(秀でる)より+父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のビッグアーサー（当時10歳）と交配したカモンビューティーが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は奥山牧場。主な勝ち鞍は2024年の一般C2 11。

経歴

デビュー前

武英智厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2024年）

4月7日、デビュー戦は富田暁騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

4月27日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたメイショウヨシノ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

5月18日、中2週で迎えた3戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に敗れた。

7月6日、中6週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

8月18日、中5週で迎えた5戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

9月28日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のイサキ特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

10月13日、中1週で迎えた7戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、筒井部長VS戻鰹特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったスリータイガーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月24日、中5週で迎えた8戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、一般C2 11（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスマイルフォレストに8馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月7日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、ロジサビアーレに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

12月21日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2-3（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアンクルサンダーに2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

4歳（2025年）

1月12日、中2週で迎えた11戦目は、王春賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出したが、3着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた12戦目は、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

2月6日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、太田彩夏さん来場記念（佐賀ダート1300m 雪/重）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（5戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のチームケミストリーに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

2月16日、中0週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた14戦目は、小草生月賞（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で山口勲騎手（6戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったトランジェントに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3月2日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1-4（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で山口勲騎手（7戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のハクアイリシャールに1馬身1/4の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

3月15日、中1週で迎えた16戦目は、長崎街道大村宿特選（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で山口勲騎手（8戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったキャストロゲイルを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

4月6日、中2週で迎えた17戦目は、長崎街道常盤橋特選（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で山口勲騎手（9戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリネンスピリットに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4月27日、中2週で迎えた18戦目は、KYUSHUDREAM賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で山口勲騎手（10戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のハナキリに4馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

5月11日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた19戦目は、AIパッカル賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で山口勲騎手（11戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のグレンノアラシに2馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

5月24日、中1週で迎えた20戦目は、カーネーション賞（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は13戦連続で山口勲騎手（12戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、エイシンチェンバーにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

11月9日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた21戦目は、サフラン特別（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は14戦連続で山口勲騎手（13戦7勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、キトーウィンに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

11月22日、中1週で迎えた22戦目は、ローズ賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で山口勲騎手（14戦7勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。