ビービールヴァン（2009年生、母イシノエディーナ）

ビービールヴァン（2009年4月27日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のバブルガムフェロー（当時16歳）と交配したイシノエディーナが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は高山博。戦績は、地方19戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2011年のルーキーチャレンジ。

経歴

デビュー前

小野望厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2011年）

6月8日、デビュー戦は服部茂史騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた2戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のルーキーチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のオミコシに4馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月26日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、2歳オープンの新冠ライオンズクラブ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦1勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

8月25日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のリリーカップ（門別ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木国明騎手（2戦1勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞のイノセントカップ（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木国明騎手（3戦1勝）。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に終わった。

10月13日、中4週で迎えた6戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったシャリーワンにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

11月1日、中2週で迎えた7戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のはくたか特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

11月29日、中3週で迎えた8戦目は、2歳戦のみずどり特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天賦の負けん性を発揮してゴールまで勇戦し、5着を確保した。

3歳（2012年）

1月1日、中4週で迎えた9戦目は、3歳戦の若水特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

1月23日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦の若竹特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

2月21日、中3週で迎えた11戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

4月25日、中8週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた12戦目は、3歳地方重賞の北斗盃（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は佐々木国明騎手（4戦1勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

5月23日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた13戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、3歳（門別ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、アベニンプレジャーにクビ差交わされて2着となった。

6月6日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦のフェルカド特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、3着に入り込んだ。

7月4日、中3週で迎えた15戦目は、3歳戦のデネブ特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小国博行騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた16戦目は、ひだか樹魂まつり特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小国博行騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ミスチフキッツに交わされて3馬身差の2着となった。

8月1日、中1週で迎えた17戦目は、3歳戦のリゲル特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小国博行騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい7着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた18戦目は、リボンシトロン特別（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で小国博行騎手（5戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のケイエスブライトを3/4馬身振り切って2勝目を手にした。

8月29日、中1週で迎えた19戦目は、3歳戦のベテルギウス特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で小国博行騎手（6戦1勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。