ウインフロレゾン（2009年生、母ブランシェリー）

ウインフロレゾン（2009年3月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋開花（仏）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時17歳）と交配したブランシェリーが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地19戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

10歳のとき、ノーザンファームから「ノーザンファーム繁殖牝馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、二風谷ファームによって165万円で落札された。

ウインレーシングクラブにて総額1,200万円（3万×400口）で一口馬主が募集された。

粕谷昌央厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

7月23日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた2戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月3日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のラインシルビアを3/4馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

10月2日、中3週で迎えた4戦目は、2歳オープンの芙蓉ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

10月29日、中3週で迎えた5戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のきんもくせい特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

3歳（2012年）

2月11日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳500万下（中山芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

3月24日、中3週で迎えた8戦目は、3歳500万下の大寒桜賞（中京芝2200m 晴/重）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したトーセンホマレボシに半馬身届かず2着となった。

4月29日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で17番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず15着に敗れた。

8月11日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、3歳以上500万下の瓢湖特別（新潟芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月20日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上500万下の岩船特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、4着に終わった。

11月25日、中4週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大野拓弥騎手（5戦0勝）。18頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入った。

12月16日、中2週で迎えた14戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の長良川特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

4歳（2013年）

1月26日、中5週で迎えた15戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のカンタベリーナイトをクビ差振り切って久しぶりに勝利を挙げた。

2月10日、中1週で迎えた16戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の箱根特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

4月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の陣馬特別（東京芝2400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

6月9日、中5週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦1勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

8月31日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg減らして迎えた19戦目は、3歳以上500万下の燕特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（6戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入った。