ダイシンワイルド（2008年生、母ヤナビ）

ダイシンワイルド（2008年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋野性」。毛色は鹿毛。種牡馬のワイルドラッシュ（当時14歳）と交配したヤナビが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は矢野牧場。戦績は、中央平地18戦1勝、地方8戦0勝。主な勝ち鞍は2011年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

庄野靖志厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

6月27日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。馬体重は466kg。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、4着に終わった。

7月24日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

10月24日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた3戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取る形となり、超スローペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

11月14日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は川田将雅騎手（2戦0勝）。18頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（3戦0勝）。17頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の負けじ魂を発揮してゴールまで勇戦し、4着に入った。

12月18日、中1週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（4戦0勝）。18頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

3歳（2011年）

1月9日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で川田将雅騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のゴールデンアタックをアタマ差振り切って未勝利戦を制した。

1月30日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川田将雅騎手（6戦1勝）。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

9月3日、約7か月の休養明けで迎えた9戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 雨/不良）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

9月25日、中2週で迎えた10戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き7着に終わった。

10月1日、連闘で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

11月6日、中4週で迎えた12戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の紫雲寺特別（新潟芝1600m 外回り雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

11月27日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

12月18日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい8着に終わった。

4歳（2012年）

1月14日、中3週で迎えた15戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず10着に終わった。

7月1日、約5か月半の休養明けで迎えた16戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

8月19日、中6週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に敗れた。

9月15日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

5歳（2013年）

2月5日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた19戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

2月21日、中1週で迎えた20戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1 B2（園田ダート1230m 晴/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に敗れた。

3月19日、中3週で迎えた21戦目は、但馬の地酒香住鶴杯（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は木村健騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた22戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、サンケイリビングカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

5月10日、中3週で迎えた23戦目は、松浦政宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1 B2（園田ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

6月6日、中3週で迎えた24戦目は、かすみそう賞（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず7着に終わった。

8月11日、中8週で迎えた25戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、葉月特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた26戦目は、あさがお特別（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて6着に敗れた。