ユーワサブリア（1990年生、母ヒマラヤアタツクー）

ユーワサブリア（1990年4月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトウシヨウボーイ（当時17歳）と交配したヒマラヤアタツクーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は中脇一幸。戦績は、中央平地22戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1995年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

秋山史郎厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1993年）

8月21日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/重）に出走。馬体重は462kg。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

9月12日、中2週で迎えた2戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で土谷智紀騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

10月3日、連闘で迎えた4戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のダンスミロードに2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

4歳（1994年）

11月5日、約13か月半の休み明けで馬体重を前走から36kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた6戦目は、田村正光騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい14着に敗れた。

12月24日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

5歳（1995年）

1月15日、中2週で迎えた9戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、激烈なハイペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、5着に入り込んだ。

4月16日、中9週で迎えた11戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宗像徹騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、タヤスウエノに交わされて1馬身差の2着となった。

6月17日、中5週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宗像徹騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

7月9日、中2週で迎えた14戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島ダート1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では決め手が足りず3着に敗れた。

7月29日、中2週で迎えた15戦目は、成島正規騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で成島正規騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナスケンヒューマに6馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

11月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた17戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の湯ノ谷特別（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は成島正規騎手（2戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して4番手で通過。最後は一杯になって11着に敗れた。

12月2日、連闘で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で成島正規騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6歳（1996年）

1月15日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で成島正規騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

2月11日、中3週で迎えた21戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で成島正規騎手（5戦1勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい11着に敗れた。

2月25日、中1週で迎えた22戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で成島正規騎手（6戦1勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩みのないペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。