ジニービーチ（2017年生、母オーシャンレディー）

ジニービーチ（2017年4月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「小笠原諸島の父島にある美しいビーチ」。毛色は鹿毛。種牡馬のバゴ（当時16歳）と交配したオーシャンレディーが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は増本牧場。主な勝ち鞍は2020年の犀川特別(B1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、増本牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ブルースターズファームによって540万円で落札された。

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,300万円（13万×100口）で一口馬主が募集された。

上原博之厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2020年）

2月1日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいいところがなく11着に終わった。

4月1日、中8週で迎えた2戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦のナイスハルター特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

5月30日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての15番人気で16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は減速してしまい14着に終わった。

2020年6月3日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

6月28日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた4戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、3歳B7（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、伸びてきたハクサンルピナス決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

7月12日、中1週で迎えた5戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、3歳B4（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るアジャスティッドを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月26日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦の犀川特別（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は栗原大河騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のハクサンルピナスに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月10日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳戦のゼラニウム賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は葛山晃平騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

8月23日、中1週で迎えた8戦目は、3歳A3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は栗原大河騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

9月6日、中1週で迎えた9戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、3歳A3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

9月27日、中2週で迎えた10戦目は、一般C1九（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は栗原大河騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた11戦目は、一般C1八（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で栗原大河騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

10月25日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた12戦目は、兼子千央騎手を鞍上に迎えて、一般C1八（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

11月2日、連闘で迎えた13戦目は、塚本弘隆騎手を鞍上に迎えて、朝倉ゆり生誕祭当日記念（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた14戦目は、魚住謙心騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のクローバー賞（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた15戦目は、沖静男騎手を鞍上に迎えて、内田健介くん誕生記念☆（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず4着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた16戦目は、南天特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は栗原大河騎手（5戦1勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のラララに1馬身の差をつけて勝利をモノにする

4歳（2021年）

3月14日、約3か月の休養明けで迎えた17戦目は、牝馬限定戦のつばき賞（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は葛山晃平騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

2021年3月20日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。