ミチノクイットウ（1998年生、母チヨノアグネス）

Michinoku Itto

1998.05.29

ミチノクイットウ（1998年5月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のオークワース（当時13歳）と交配したチヨノアグネスが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡穂別町、生産者は小林 孝幸。戦績は、地方14戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2001年の3歳。

経歴

デビュー前

佐藤賢二厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（2001年）

2月7日、デビュー戦は佐藤隆騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1000m 小雨/重）に出走。馬体重は448kg。6頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るプレミアムフェリスを豪快な末脚で半馬身差し切って初勝利を挙げた。

3月13日、中4週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた2戦目は、3歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

4月2日、中2週で迎えた3戦目は、3歳（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤隆騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

4月20日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤隆騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の負けん性を発揮してゴールまで勇戦し、3着に入った。

5月2日、中1週で迎えた5戦目は、秋田実騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のエコーワールドをアタマ差振り切って制した。

4歳（2002年）

3月1日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた6戦目は、4歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋田実騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

3月29日、中3週で迎えた7戦目は、白田日出夫騎手を鞍上に迎えて、4歳（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた8戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、一般C3一ア（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

5月8日、中2週で迎えた9戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、一般C3二イ（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

5歳（2003年）

2月6日、約9か月の休み明けで迎えた10戦目は、脇田創騎手を鞍上に迎えて、一般C3六イ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、タケデンシンドラーに3/4馬身交わされて2着となった。

9月11日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、田部和広騎手を鞍上に迎えて、一般C3四（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に終わった。

10月1日、中2週で迎えた12戦目は、矢内博騎手を鞍上に迎えて、一般C3四ア（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るマキバショコラを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

11月7日、中4週で迎えた13戦目は、一般C3三（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で矢内博騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のダイタクガリレオをアタマ差振り切って制した。

12月9日、中4週で迎えた14戦目は、一般C3二ア（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で矢内博騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。