グレースシャトル（1986年生、母アストエビス）

グレースシャトル（1986年3月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のステイールハート（当時14歳）と交配したアストエビスが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は福岡広行。戦績は、中央平地12戦0勝、地方42戦9勝2着5回。主な勝ち鞍は1990年のプラネット特別(B3一)。

経歴

デビュー前

松浦備厩舎（大井）へ入厩。

3歳（1989年）

7月18日、デビュー戦は的場文男騎手を鞍上に据えて、4歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は481kg。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のシナノエンジエルに3/4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月3日、中1週で迎えた2戦目は、4歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月21日、中2週で迎えた3戦目は、4歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のコールミーセクシーに1馬身の差をつけて2勝目をマークした。

9月2日、中1週で迎えた4戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月25日、中2週で迎えた5戦目は、3歳戦の萩特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。9着に敗れた。

10月15日、中2週で迎えた6戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた7戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は的場文男騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のグラツドジユテームに2馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

11月24日、中3週で迎えた8戦目は、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のゴールドタイシヨウに2馬身の差をつけて4勝目を獲得した。

12月9日、中1週で迎えた9戦目は、師走特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月30日、中2週で迎えた10戦目は、一般C1二三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（5戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。12着に敗れた。

4歳（1990年）

2月4日、中4週で迎えた11戦目は、一般C1四（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったヒノデクラウンから1馬身差の2着となった。

2月27日、中2週で迎えた12戦目は、神楽坂特別（大井ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（5戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったシローハヤブサから3/4馬身差の2着に敗北した。

3月16日、中1週で迎えた13戦目は、春光特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（6戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月20日、中4週で迎えた14戦目は、観音崎特別（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（7戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったコスモオリオンから2馬身半差の2着に敗北した。

4月27日、連闘で迎えた15戦目は、吾妻橋特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（8戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。最後は、2着のウイリングヒカリに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月17日、中2週で迎えた16戦目は、江東区特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で内田博幸騎手（9戦1勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた17戦目は、プラネット特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で内田博幸騎手（10戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のケイワンアポロに1馬身の差をつけて6勝目を掴み取った。

7月4日、中3週で迎えた18戦目は、スタールビー賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で内田博幸騎手（11戦2勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。13着に終わった。

7月31日、中3週で迎えた19戦目は、堀千亜樹騎手を鞍上に迎えて、トワイライトカップ（大井ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。15着に終わった。

9月8日、中5週で迎えた20戦目は、オメガ特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（12戦2勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月19日、中5週で迎えた21戦目は、大井競馬開設40周年記念（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（13戦2勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月15日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた22戦目は、塚越一弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい10着に終わった。

12月22日、連闘で迎えた23戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

5歳（1991年）

2月10日、中6週で迎えた24戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

3月2日、中2週で迎えた25戦目は、5歳以上900万下の潮来特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

3月16日、中1週で迎えた26戦目は、5歳以上900万下の総武特別（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で増沢末夫騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず7着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の香取特別（中山芝1200m 外回り小雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は塚越一弘騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

4月20日、中2週で迎えた28戦目は、柴崎勇騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の大日岳特別（新潟芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

7月21日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた29戦目は、佐藤吉勝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の麒麟山特別（新潟ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の五頭連峰特別（新潟芝1200m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐藤吉勝騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

8月31日、中3週で迎えた31戦目は、4歳以上900万下の苗場特別（新潟芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤吉勝騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

9月29日、中3週で迎えた32戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の茨城新聞杯（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上900万下の山中湖特別（東京芝1400m 曇/不良）に出走。鞍上は佐藤吉勝騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

12月2日、中6週で迎えた34戦目は、荒巻透騎手を鞍上に迎えて、きんせんか特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

6歳（1992年）

1月7日、中4週で迎えた35戦目は、鈴木真一騎手を鞍上に迎えて、初春特別（名古屋ダート1800m 曇/重）に出走。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた36戦目は、B1（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は荒巻透騎手（1戦0勝）。6頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた37戦目は、B1（名古屋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で荒巻透騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた38戦目は、紅梅特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で荒巻透騎手（3戦0勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた39戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、B1（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月18日、中1週で迎えた40戦目は、B12ロ（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は荒巻透騎手（4戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月25日、連闘で迎えた41戦目は、B12ロ（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で荒巻透騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったヒデノデュレンから1馬身半差の2着となった。

4月17日、中2週で迎えた42戦目は、菜の花特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で荒巻透騎手（6戦0勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月6日、中2週で迎えた43戦目は、B1（中京(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は児島真二騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月10日、中4週で迎えた44戦目は、B12ロ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は荒巻透騎手（7戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。3着を確保した。

6月29日、中2週で迎えた45戦目は、しらゆり特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で荒巻透騎手（8戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月7日、連闘で迎えた46戦目は、B12ロ（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で荒巻透騎手（9戦0勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったワールドナルシスから2馬身半差の2着に敗れた。

9月19日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた47戦目は、千田知幸騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のクラサドンナーに4馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

10月3日、中1週で迎えた48戦目は、一般（水沢ダート1420m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で千田知幸騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のレッドブレストに半馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月10日、連闘で迎えた49戦目は、一般（水沢ダート1420m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で千田知幸騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のフクノイズミに3/4馬身の差をつけて制した。

11月1日、中2週で迎えた50戦目は、一般（盛岡ダート1420m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で千田知幸騎手（3戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月29日、中3週で迎えた51戦目は、一般（水沢ダート1420m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で千田知幸騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7歳（1993年）

7月10日、約7か月半の休養明けで迎えた52戦目は、一般（盛岡ダート1420m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で千田知幸騎手（5戦3勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた53戦目は、一般（盛岡ダート1420m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で千田知幸騎手（6戦3勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた54戦目は、一般（水沢ダート1420m 小雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で千田知幸騎手（7戦3勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。