エイシンキンダー（2000年生、母Double Smooth）

エイシンキンダー（2000年5月7日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ルイジアナ州の都市名」。毛色は栗毛。種牡馬のBelong to Me（当時11歳）と交配したDouble Smoothが19歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地18戦3勝2着1回、中央障害4戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の戎橋特別(500万下)。

経歴

デビュー前

瀬戸口勉厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

8月3日、デビュー戦は武幸四郎騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

8月24日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

9月6日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のサンオンザロードに4馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月27日、中2週で迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の富里特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

11月2日、中2週で迎えた6戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の霊山特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

12月7日、中4週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下の鳴海特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。17頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に敗れた。

4歳（2004年）

3月14日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた8戦目は、A.スボリッチ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

5月9日、中7週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた9戦目は、高野容輔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。17頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に敗れた。

5月23日、中1週で迎えた10戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 雨/良）に出走。18頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入った。

6月6日、中1週で迎えた11戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。18頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、グランプリゴールドに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

6月20日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の戎橋特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦1勝）。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のインマイアイズをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

7月24日、中4週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の英彦山特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（2戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では不屈の闘争本能で渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のマイネルスピンドルを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

8月15日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上1000万下のグリーングラスメモリアル（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

5歳（2005年）

4月16日、約8か月の休み明けで迎えた15戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

5月1日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下の祇園特別（京都芝1400m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

5月28日、中3週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の御嶽特別（中京ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は福永祐一騎手（3戦3勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて16着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた18戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の三宮特別（阪神芝1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず8着に終わった。

7月23日、中4週で迎えた19戦目は、仲田雅興騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。9着に敗れた。

8月7日、中1週で迎えた20戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のユウワンプラテクトに9馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月27日、中2週で迎えた21戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西谷誠騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったシマノラピスから1馬身半差の2着となった。

9月19日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた22戦目は、J・G3の阪神ジャンプステークス（阪神障害芝3170m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は仲田雅興騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。12着に敗れた。