チェリーボンバ（2010年生、母エンキャンタドゥ）

チェリーボンバ（2010年2月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「サクランボ＋爆撃機」。毛色は栗毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時10歳）と交配したエンキャンタドゥが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）辻牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方26戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2013年のつわぶき賞(C1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、辻牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって525万円で落札された。2歳のとき、JRA日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、大谷高雄によって1,627.5万円で落札された。

領家政蔵厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

6月16日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は442kg。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

7月7日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

7月29日、中2週で迎えた3戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って9着に終わった。

3歳（2013年）

2月24日、約7か月の休養明けで迎えた4戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水口優也騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後はタレてしまい14着に終わった。

6月1日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい16着に終わった。

7月11日、中5週で迎えた7戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、マッハジールにクビ差交わされて2着に甘んじた。

8月2日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

8月22日、中2週で迎えた9戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして難なく抜け出し、最後は2着のウィッシュウインに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月13日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、サンマリノハーバーに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

9月25日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた12戦目は、坂本和也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1230m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて、最後は2着のシャープアイに1馬身1/4の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

10月23日、中1週で迎えた13戦目は、つわぶき賞（園田ダート1230m 雨/不良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は田中学騎手（3戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のシャープアイに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月7日、中1週で迎えた14戦目は、香美町松葉ガニ特別（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（4戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

11月28日、中2週で迎えた15戦目は、あべりあ賞（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた16戦目は、すいせん賞（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は坂本和也騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったクリスタルカイザーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月28日、中1週で迎えた17戦目は、うめもどき賞（園田ダート1230m 晴/重）に出走。鞍上は田中学騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に敗れた。

4歳（2014年）

1月16日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上B2 C1（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（7戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた19戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、せつぶんそう賞（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

3月26日、中6週で迎えた20戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1 B2（園田ダート1230m 雨/不良）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

4月9日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は坂本和也騎手（2戦1勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた22戦目は、すずらん賞（園田ダート1230m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂本和也騎手（3戦1勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

6月27日、中7週で迎えた23戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2 C1（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

7月16日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

8月1日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた25戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で有馬澄男騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で有馬澄男騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で有馬澄男騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

9月19日、中2週で迎えた28戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1230m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で寺地誠一騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

10月24日、中2週で迎えた30戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で寺地誠一騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上C3（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で寺地誠一騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

11月26日、中2週で迎えた32戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で寺地誠一騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。