ルゼル（1998年生、母Schezerade）

経歴

デビュー前

3歳（2001年）

1月8日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1800m 曇/不良）に出走。馬体重は486kg。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、非常に緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のウエスタンブライトに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

1月30日、中2週で迎えた2戦目は、3歳500万下のセントポーリア賞（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快な末脚を炸裂させて、最後は2着のラハイナシチーに1馬身3/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月25日、中3週で迎えた3戦目は、3歳オープンのすみれステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったチアズブライトリーをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

3月24日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳G3の毎日杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で後藤浩輝騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

4月28日、中4週で迎えた5戦目は、3歳G2の青葉賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で後藤浩輝騎手（4戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、後続を5馬身以上離して、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて、最後は2着のプレシャスソングを半馬身振り切って重賞ウィナーの称号を掴み取った。

5月27日、中3週で迎えた6戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 曇/重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で後藤浩輝騎手（5戦3勝）。18頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバテてしまい14着に敗れた。

6歳（2004年）

1月25日、約32か月半の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた7戦目は、G2のアメリカジョッキークラブカップ（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で後藤浩輝騎手（6戦3勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、リードを2馬身以上確保して、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

2月15日、中2週で迎えた8戦目は、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で後藤浩輝騎手（7戦3勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切り、リードを2馬身以上保って、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

9月12日、約7か月の休養明けで迎えた9戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、札幌日経オープン（札幌芝2600m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。