トーセンクロノス（2015年生、母ジーントウショウ）

トーセンクロノス（2015年5月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ギリシャ神話の時間の神」。毛色は鹿毛。種牡馬のヨハネスブルグ（当時16歳）と交配したジーントウショウが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は片岡博。主な勝ち鞍は2018年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、片岡博から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって432万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、島川隆哉によって2,862万円で落札された。

小笠倫弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

7月2日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は414kg。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

7月23日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月3日、中5週で迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたドラゴンハート決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

10月29日、中7週で迎えた4戦目は、V.シュミノー騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でV.シュミノー騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びあぐねて16着に敗れた。

3歳（2018年）

4月22日、約5か月半の休養明けで迎えた6戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。17頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、6着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた7戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、5着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

6月17日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

6月24日、連闘で迎えた10戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のリリーバレロをアタマ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

10月8日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦1勝）。18頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく8着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川裕紀人騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後はタレてしまい16着に敗れた。

4歳（2019年）

2月3日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の鞍ケ池特別（中京芝1600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

3月28日、中7週で迎えた14戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、マルチフレンド特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

6月22日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 小雨/重）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

7月13日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラスの雄国沼特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

9月1日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月5日、中4週で迎えた18戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蓑島靖典騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

5歳（2020年）

7月4日、約9か月の休み明けで迎えた19戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 雨/重）に出走。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。