ツジノコーウン（1991年生、母アサクサミンクス）

ツジノコーウン（1991年4月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトウシヨウボーイ（当時18歳）と交配したアサクサミンクスが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日田牧場。戦績は、中央平地8戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1994年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

高橋祥泰厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1994年）

2月6日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったブルードリームに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

2月19日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に敗れた。

3月13日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

6月18日、約3か月の休養明けで迎えた4戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

7月17日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り晴/良）に50kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月7日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（新潟芝1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林久晃騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったファインフェスタにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

8月21日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（新潟芝1800m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小林久晃騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のジョウノジュエリーに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月3日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（3戦0勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。