スカイマックガン（1998年生、母ミスババロア）

スカイマックガン（1998年3月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のシアトルダンサーⅡ（当時14歳）と交配したミスババロアが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は鵜木唯義。戦績は、中央平地29戦3勝2着3回、中央障害1戦0勝。主な勝ち鞍は2002年の都井岬特別(500万下)。

経歴

デビュー前

高橋隆厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

1月28日、デビュー戦は高橋亮騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は492kg。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したコサンジョウを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

2月18日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、サンライズペガサスに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

3月10日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋亮騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、伸びてきたニシノシシオウ決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

3月31日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋亮騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月18日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた5戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、5着に終わった。

9月9日、連闘で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は高橋亮騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に敗れた。

9月29日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（5戦0勝）。18頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、6着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋亮騎手（6戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる形となり、かなり遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のローレルディーヴァに1馬身3/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月10日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋亮騎手（7戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセンダンに4馬身の差をつけて優勝

4歳（2002年）

4月27日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上1000万下の鷹ケ峰特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下の赤倉特別（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は高橋亮騎手（8戦2勝）。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた13戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の三河特別（中京芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。17頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

6月15日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下の鶴橋特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

7月13日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の日田特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は高橋亮騎手（9戦2勝）。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

7月27日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下の都井岬特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（10戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のサントニービンに2馬身半の差をつけて3勝目を手にした。

8月24日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の玄海特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋亮騎手（11戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

5歳（2003年）

3月23日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の名鉄杯（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋亮騎手（12戦3勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下の飯坂特別（福島芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で高橋亮騎手（13戦3勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下の鷹ケ峰特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で高橋亮騎手（14戦3勝）。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて15着に終わった。

11月3日、約6か月の休み明けで迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の福島放送賞（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で高橋亮騎手（15戦3勝）。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

11月22日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の八瀬特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の尾頭橋特別（中京芝1800m 小雨/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は高橋亮騎手（16戦3勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の摂津特別（阪神芝1600m 小雪/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（17戦3勝）。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦し、4着を確保した。

6歳（2004年）

1月5日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上1000万下の初夢賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋亮騎手（18戦3勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、4着を確保した。

1月24日、中2週で迎えた26戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の吉野ケ里特別（小倉芝1800m 雪/良）に出走。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

2月7日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた27戦目は、4歳以上1000万下の許波多特別（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は高橋亮騎手（19戦3勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は一杯になって12着に敗れた。

7月25日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg絞って迎えた28戦目は、3歳以上1000万下の玄海特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（20戦3勝）。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のフィリピントロフィー（小倉芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で高橋亮騎手（21戦3勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

12月12日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた30戦目は、嘉堂信雄騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。9着に敗れた。