トーホウラセツ（2001年生、母リターンバンダム）

トーホウラセツ（2001年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋羅刹」。毛色は栗毛。種牡馬のピルサドスキー（当時9歳）と交配したリターンバンダムが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）バンダム牧場。戦績は、中央平地9戦1勝、地方4戦0勝。主な勝ち鞍は2004年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、バンダム牧場から「八戸市場サラブレッド1歳」に上場され、東豊物産によって840万円で落札された。

柴田光陽厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

12月27日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく12着に敗れた。

3歳（2004年）

2月1日、中4週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では最後まで息が続かず15着に終わった。

4月17日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。

5月16日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で岩崎祐己騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

5月30日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で岩崎祐己騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のサンキョウボーイに1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

6月5日、連闘で迎えた6戦目は、3歳500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩崎祐己騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

9月19日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての18番人気で17番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後はバタバタになってしまい17着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

10月23日、中2週で迎えた9戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

11月30日、中4週で迎えた10戦目は、千葉淳志騎手を鞍上に迎えて、一般B2（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。10着に敗れた。

12月12日、中1週で迎えた11戦目は、一般B1 B2（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千葉淳志騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月30日、中2週で迎えた12戦目は、銀嶺特別（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で千葉淳志騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。11着に終わった。

4歳（2005年）

1月9日、中0週で迎えた13戦目は、岩手日日新聞社杯（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で千葉淳志騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。5着に終わった。