ダノンフレンドリー（2004年生、母Friendly Dame）

ダノンフレンドリー（2004年3月10日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のMr. Greeley（当時12歳）と交配したFriendly Dameが11歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地8戦2勝2着1回、地方3戦2勝。主な勝ち鞍は2009年の岳特別(500万下)。

経歴

デビュー前

萩原清厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

4月7日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は510kg。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったノーリプライにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月29日、約9か月の休み明けで迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。

4歳（2008年）

2月8日、中5週で迎えた3戦目は、一般C2七アイ（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエッセレを途轍もない末脚で半馬身差し切って初勝利を挙げた。

3月5日、中3週で迎えた4戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C2五アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のメイプルスペシャルに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月13日、中5週で迎えた5戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の気力で渋太く粘り続けて、最後は2着のフレンチムスメに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月19日、連闘で迎えた6戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の鹿島特別（中山ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

11月2日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月16日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた8戦目は、3歳以上500万下の相馬特別（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

5歳（2009年）

7月4日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上500万下の岳特別（福島ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスターリバイバルを上がり3位の末脚でクビ差だけ差し切って休養明け初戦を物にした。

12月26日、約6か月の休み明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（2戦1勝）。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

6歳（2010年）

1月17日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた11戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。