キタサンマジック（1996年生、母チエリーユミコ）

キタサンマジック（1996年5月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のミラーズメイト（当時14歳）と交配したチエリーユミコが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は川部牧場。戦績は、中央平地17戦2勝2着1回、地方3戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2000年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

中野栄治厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1999年）

3月6日、デビュー戦は藤原英幸騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は494kg。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

3月20日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（中山ダート1200m 小雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るキャンディバーデスを圧倒的な末脚でアタマ差だけ差し切って初白星を挙げた。

4月11日、中2週で迎えた3戦目は、4歳500万下（中山ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は藤原英幸騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

7月25日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦1勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

8月15日、中2週で迎えた5戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の古町特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

9月19日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた7戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入った。

10月3日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた9戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。先手を取る形となり、後続との差を2馬身以上保って、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい15着に敗れた。

10月25日、連闘で迎えた10戦目は、神無月特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月5日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた11戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山賀一騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

4歳（2000年）

1月12日、中3週で迎えた13戦目は、ガーネットスター賞（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月18日、約3か月の休み明けで迎えた14戦目は、マルチレッグ特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したカナハラサンライズを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

5月7日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（3戦1勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るハイパーキッドを強烈な末脚でハナ差だけ差し切って2勝目をつかんだ。

5月20日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下の日吉特別（東京ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（4戦2勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

6月18日、中3週で迎えた17戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

6月25日、連闘で迎えた18戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5歳（2001年）

2月4日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた19戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したニホンピロアークを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

2月11日、連闘で迎えた20戦目は、4歳以上500万下の鳥栖特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。