マーティニ（1986年生、母ビューティーベル）
Martini
1986.03.03
マーティニ（1986年3月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のビッグディザイアー（当時8歳）と交配したビューティーベルが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道登別市、生産者はユートピア牧場。戦績は、中央平地12戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1989年の4歳未勝利。
経歴
デビュー前
保田隆芳厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（1988年）
12月4日、デビュー戦は黛幸弘騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1200m 外回り 晴/良）に出走。馬体重は440kg。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。
12月24日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山芝1200m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛幸弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。
3歳（1989年）
1月16日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で黛幸弘騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。
8月27日、約7か月半の休み明けで迎えた4戦目は、4歳未勝利（新潟芝1200m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で黛幸弘騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。
9月17日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山芝1200m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で黛幸弘騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。
10月8日、中2週で迎えた6戦目は、徳吉一己騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、5着に終わった。
10月22日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で徳吉一己騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったコウジズソングに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。
11月5日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で徳吉一己騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るタニハイメダルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。
11月19日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上400万下の福島放送賞（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で徳吉一己騎手（3戦1勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、伸びてきたリキアイリキオー決め手に屈してハナ差の2着となった。
12月16日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は黛幸弘騎手（5戦0勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。
4歳（1990年）
3月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、関野弘行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の御在所特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。
3月25日、中1週で迎えた12戦目は、蓑田早人騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の伊勢特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。