ダイワアンバス（1986年生、母アルカデイア）

経歴

デビュー前

2歳（1988年）

9月10日、デビュー戦は小島太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は442kg。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（新潟芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で小島太騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩みのないペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい6着に敗れた。

10月2日、連闘で迎えた3戦目は、3歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小島太騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず3着に敗れた。

10月22日、中2週で迎えた4戦目は、横田吉光騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1000m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリキサンロイヤルに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月20日、中3週で迎えた5戦目は、2歳オープンの福島3歳ステークス（福島芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で横田吉光騎手（1戦1勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が衰えて6着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた6戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳400万下の黒松賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

3歳（1989年）

1月5日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳オープンのフローラステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に敗れた。

2月12日、中4週で迎えた8戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月4日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定4歳400万下の桃花賞（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入り込んだ。

4月2日、中3週で迎えた10戦目は、4歳400万下の山桜賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

4月30日、中3週で迎えた11戦目は、武藤善則騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資のガッツでゴールまで力戦したが、3着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた12戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのカーネーションカップ（東京芝1600m 小雨/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後はバタバタになってしまい14着に終わった。

6月10日、中2週で迎えた13戦目は、4歳400万下（東京ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり8着に終わった。

7月8日、中3週で迎えた14戦目は、酒井健二騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下のほおずき賞（新潟芝1800m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下の妙高特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井健二騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。最後は失速してしまい12着に終わった。

4歳（1990年）

3月4日、約7か月半の休み明けで迎えた16戦目は、根本康広騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

3月17日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で根本康広騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したスピードライダーを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月1日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で根本康広騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に敗れた。

4月21日、中2週で迎えた19戦目は、中野栄治騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京芝1400m 雨/不良）に出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したブラックブレットを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

5月12日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中野栄治騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のクイックエリザベスをクビ差振り切って久しぶりに美酒を浴びた。

6月3日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の甲斐駒特別（東京芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は増沢末夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は一杯になって10着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた22戦目は、5歳以上900万下の白河特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は中野栄治騎手（2戦1勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

7月15日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下のおけさ特別（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中野栄治騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

8月4日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下の出雲崎特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で中野栄治騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

8月12日、連闘で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中野栄治騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下の中ノ岳特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中野栄治騎手（6戦1勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

10月27日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた27戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で中野栄治騎手（7戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、抜け出したラビットワイスを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

11月3日、連闘で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で中野栄治騎手（8戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のツジノダイアナに1馬身3/4の差をつけて優勝