ミナミノデヴィルス（1996年生、母ナコマ）

ミナミノデヴィルス（1996年2月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のDevil's Bag（当時15歳）と交配したナコマが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡厚真町、生産者は（有）三石橋本牧場。戦績は、中央平地27戦2勝、中央障害3戦1勝、地方6戦0勝。主な勝ち鞍は1999年のひめさゆり賞(500万下)。

経歴

デビュー前

嶋田功厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1998年）

8月15日、デビュー戦は柴田未崎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は462kg。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦し、3着に入った。

11月21日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田未崎騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

12月19日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3歳（1999年）

1月16日、中3週で迎えた4戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

2月13日、中3週で迎えた5戦目は、谷中公一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

3月7日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で谷中公一騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のワンダーキーラーに1馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

4月4日、中3週で迎えた7戦目は、4歳500万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で谷中公一騎手（2戦1勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

4月25日、中2週で迎えた8戦目は、4歳500万下（東京芝1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で谷中公一騎手（3戦1勝）。18頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、6着に入り込んだ。

5月8日、中1週で迎えた9戦目は、4歳500万下のひめさゆり賞（新潟芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で谷中公一騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のアドマイヤイーグルをハナ差振り切って勝利をモノにする

6月12日、中4週で迎えた10戦目は、嶋田高宏騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の中日スポーツ賞4歳ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。18頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

11月28日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた11戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’99インターナショナルジョッキーズ（2）（東京芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

12月18日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の霞ケ浦特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

4歳（2000年）

1月5日、中2週で迎えた13戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

2月26日、中3週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下の御宿特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後はタレてしまい13着に終わった。

3月5日、連闘で迎えた16戦目は、5歳以上900万下の常陸特別（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に終わった。

4月1日、中3週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の隅田川特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は柴田善臣騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

4月30日、中3週で迎えた18戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の米沢特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に敗れた。

5月27日、中3週で迎えた19戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の賢島特別（中京芝1200m 雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下（東京芝1600m 雨/不良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

5歳（2001年）

3月3日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた21戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着に入った。

3月31日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に敗れた。

4月22日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下の遠野特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は谷中公一騎手（5戦2勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた24戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい8着に終わった。

5月13日、連闘で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（3戦0勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始13番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

7月1日、中6週で迎えた26戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

8月4日、中4週で迎えた27戦目は、亀山泰延騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月8日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で亀山泰延騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のリトルダークに8馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

9月22日、中1週で迎えた29戦目は、障害3歳以上オープン（中山障害芝3210m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で亀山泰延騎手（2戦1勝）。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。12着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた30戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

12月7日、中7週で馬体重を前走から23kg増やして迎えた31戦目は、薮口一麻騎手を鞍上に迎えて、一般B1二 B2一（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

6歳（2002年）

1月2日、中3週で迎えた32戦目は、ハンデ戦の初夢特別（船橋ダート1700m 小雪/良）に出走。鞍上は2戦連続で薮口一麻騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

8月2日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた33戦目は、都平哲也騎手を鞍上に迎えて、三波石峡特別（浦和ダート1600m 雨/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず8着に終わった。

8月18日、中1週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた34戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のデネブ賞（大井ダート1690m 雨/重）に出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた35戦目は、秋遅草特別（浦和ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で見沢譲治騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた36戦目は、ハンデ戦のセプテンバー特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は薮口一麻騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。