ゲイリーファイター（1984年生、母バトルファイア）

ゲイリーファイター（1984年2月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトウシヨウボーイ（当時11歳）と交配したバトルファイアが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は山内常夫。戦績は、中央平地29戦3勝2着2回、地方16戦0勝。主な勝ち鞍は1988年の摺上特別(400万下)。

経歴

デビュー前

鈴木康弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1987年）

3月1日、デビュー戦は増沢末夫騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は426kg。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

6月27日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、4歳未勝利（福島芝1000m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で増沢末夫騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったリングフィールドに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

8月2日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で増沢末夫騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の敢闘精神でしぶとく粘り込んで、最後は2着のフジノタツマキをハナ差振り切って未勝利戦を制した。

9月13日、中5週で迎えた6戦目は、4歳以上400万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で増沢末夫騎手（5戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

10月24日、中5週で迎えた7戦目は、吉沢宗一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（福島ダート1000m 小雨/良）に出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったレッドレンジャーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

10月31日、連闘で迎えた8戦目は、4歳以上400万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉沢宗一騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るメイショウリバーを異次元の末脚で半馬身差し切って1着ゴールを果たした。

11月8日、連闘で迎えた9戦目は、4歳以上400万下の秋元湖特別（福島芝1200m 晴/不良）に出走。鞍上は増沢末夫騎手（6戦1勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

12月20日、中5週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（7戦1勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

4歳（1988年）

1月9日、中2週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手（8戦1勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた12戦目は、酒井健二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の水戸特別（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。

1月30日、連闘で迎えた13戦目は、5歳以上900万下の銀蹄賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は増沢末夫騎手（9戦1勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

10月16日、約8か月半の休養明けで迎えた14戦目は、4歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（10戦1勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上400万下の野地特別（福島ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手（11戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上400万下の摺上特別（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で増沢末夫騎手（12戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のミスシリネラに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月11日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、岩戸孝樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の伊吹山特別（中京芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が衰えて16着に終わった。

12月18日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた18戦目は、国兼正浩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の千葉日報杯（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に終わった。

5歳（1989年）

1月15日、中3週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下の若水賞（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は増沢末夫騎手（13戦2勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

1月21日、連闘で迎えた20戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の水戸特別（中山ダート1200m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（14戦2勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

2月12日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の三峰山特別（東京ダート1600m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手（15戦2勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

3月11日、中3週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の鈴鹿特別（中京芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は酒井健二騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

4月1日、中2週で迎えた23戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井健二騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

4月30日、中3週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の高尾特別（東京ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で酒井健二騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく6着に終わった。

6月10日、中5週で迎えた25戦目は、小谷祐司騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神芝1600m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

7月16日、中4週で迎えた26戦目は、4歳以上900万下の雲仙特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小谷祐司騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

6歳（1990年）

1月5日、約6か月の休養明けで迎えた27戦目は、作田誠二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の初夢賞（京都ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた28戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で作田誠二騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

2月25日、中4週で迎えた29戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で作田誠二騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

5月5日、中9週で迎えた30戦目は、阿部正義騎手を鞍上に迎えて、端午特別（三条ダート1700m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5月19日、中1週で迎えた31戦目は、五十嵐剛紹騎手を鞍上に迎えて、駒ケ岳特別（三条ダート1700m 曇/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月16日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた32戦目は、悠久山特別（三条ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は阿部正義騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた33戦目は、蓑田新吾騎手を鞍上に迎えて、妙高特別（三条ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月7日、連闘で迎えた34戦目は、一般B1イ（三条ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は阿部正義騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月15日、中5週で迎えた35戦目は、越後七浦特別（三条ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部正義騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月10日、中3週で迎えた36戦目は、一般B1ロ（新潟(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部正義騎手（4戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月19日、連闘で迎えた37戦目は、一般B1イ（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部正義騎手（5戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月4日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた38戦目は、新井郷川特別（新潟(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で阿部正義騎手（6戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月11日、連闘で迎えた39戦目は、一般B1イ（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で阿部正義騎手（7戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月20日、連闘で迎えた40戦目は、一般B1ロ（新潟(地)ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で阿部正義騎手（8戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた41戦目は、一般B1ロ（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で阿部正義騎手（9戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。11着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた42戦目は、一般B1ロ（新潟(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で阿部正義騎手（10戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた43戦目は、一般B1ロ（新潟(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で阿部正義騎手（11戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月9日、連闘で迎えた44戦目は、一般B2イ（新潟(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で阿部正義騎手（12戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

7歳（1991年）

1月2日、中2週で迎えた45戦目は、一般B2イ（三条ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は12戦連続で阿部正義騎手（13戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。7着に終わった。