アグリナデシコ（2011年生、母タイキローズマリー）

アグリナデシコ（2011年4月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「馬主名より＋撫子」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアドマイヤジャパン（当時9歳）と交配したタイキローズマリーが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）グランデファーム。戦績は、中央平地16戦0勝、地方18戦6勝2着7回。主な勝ち鞍は2016年の一般C7。

経歴

デビュー前

2歳のとき、グランデファームから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

柴田光陽厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

8月18日、デビュー戦は太宰啓介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

3歳（2014年）

4月12日、約8か月の休み明けで迎えた2戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

5月11日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で和田翼騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

6月28日、中6週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で和田翼騎手（2戦0勝）。18頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

8月2日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で和田翼騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

8月23日、中2週で迎えた6戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

9月25日、中4週で迎えた7戦目は、池田敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。7頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

10月17日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池田敏樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池田敏樹騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の一般C29（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で池田敏樹騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したメドウスラヴを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月14日、中4週で迎えた11戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、土佐赤牛特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のベイリングボーイに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月23日、連闘で迎えた12戦目は、一般C3 13（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、キタノナガレボシにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

12月31日、連闘で迎えた13戦目は、一般C3 11（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったコスモマスタングに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2015年）

1月12日、中1週で迎えた14戦目は、一般C3 11（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で永森大智騎手（3戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のベイリングボーイに6馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

1月20日、連闘で迎えた15戦目は、一般C3-8（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で永森大智騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

6月27日、約5か月半の休養明けで迎えた16戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、一般C3-9（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るケイアイアラシを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて久々の実戦を物にした。

7月11日、中1週で迎えた17戦目は、一般C3-6（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は永森大智騎手（5戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のベッラヴィスタに6馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

9月13日、中8週で迎えた18戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり16着に終わった。

9月20日、連闘で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びを欠き12着に終わった。

10月11日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤懸貴志騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた21戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

12月6日、中2週で迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

5歳（2016年）

6月11日、約6か月半の休み明けで迎えた24戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた25戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で森裕太朗騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下の茶臼山高原特別（中京芝2000m 小雨/不良）に出走。鞍上は藤懸貴志騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた27戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（4戦0勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。

8月30日、中4週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた28戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタラレバを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

9月21日、中2週で迎えた29戦目は、ウメバチソウ特別（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったデスドロップに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月5日、中1週で迎えた30戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、勝ったスカイホーネットにねじ伏せられてアタマ差の2着に甘んじた。

10月19日、中1週で迎えた31戦目は、ホオズキ特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったカフジイーグルに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

11月1日、中1週で迎えた32戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（4戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のムゲットをハナ差振り切って圧倒的支持に応えた。

11月18日、中1週で迎えた33戦目は、よもぎ菊特別（名古屋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で丸野勝虎騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったイシュタルサーガに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月2日、中1週で迎えた34戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で丸野勝虎騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。