ワンダーフライト（1999年生、母フォレストエンゼル）

ワンダーフライト（1999年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のナリタブライアン（当時8歳）と交配したフォレストエンゼルが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は乾皆雄。戦績は、中央平地12戦0勝2着2回、地方10戦6勝。主な勝ち鞍は2004年のふらのにんじん特別(一般C2-2)。

経歴

デビュー前

サラブレッドクラブライオンにて総額4,800万円（12万×400口）で一口馬主が募集された。

上原博之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2001年）

10月28日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は446kg。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、勝ったマイネルセレクトにねじ伏せられて6馬身差の2着に敗北した。

11月18日、中2週で迎えた2戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

12月8日、中2週で迎えた3戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したデュアルコートを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

3歳（2002年）

1月26日、中6週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

2月9日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい13着に敗れた。

6月15日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

7月14日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で蛯名正義騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で蛯名正義騎手（5戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に敗れた。

8月17日、中2週で迎えた9戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

9月1日、中1週で迎えた10戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり12着に敗れた。

4歳（2003年）

9月20日、約13か月の休養明けで迎えた11戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

9月28日、連闘で迎えた12戦目は、3歳以上500万下のニセコ特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり14着に終わった。

10月30日、中4週で迎えた13戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、一般D2-1（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のクリップクラップに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5歳（2004年）

4月28日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、一般D2-1（札幌(地)ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のテラノタイタンに3馬身の差をつけて休み明けの一戦を制した。

5月13日、中1週で迎えた15戦目は、ひばりが丘特別（札幌(地)ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（2戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のシャーディーソロンに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月1日、中6週で迎えた16戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、プルート特別（旭川ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のナイトロクイーンに1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月28日、中3週で迎えた17戦目は、愛別きのこ特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は坂下秀樹騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月7日、中5週で迎えた18戦目は、ふらのにんじん特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のビオトープに半馬身の差をつけて5勝目をゲットした。

9月23日、中1週で迎えた19戦目は、門別競馬ファンクラブ特別（旭川ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は坂下秀樹騎手（4戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた20戦目は、平取義経特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（5戦3勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月6日、中8週で迎えた21戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般B3-3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るラピッドストリームを上がり0位の末脚で半馬身差し切って6勝目を手に入れた。

6歳（2005年）

1月3日、中3週で迎えた22戦目は、江下英昭騎手を鞍上に迎えて、お年玉特別石川県馬主協会長賞（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。