ピエナフラッシュ（2015年生、母レインボーシーカー）

ピエナフラッシュ（2015年3月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のエイシンフラッシュ（当時8歳）と交配したレインボーシーカーが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地6戦0勝、地方6戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2018年の3歳C13。

経歴

デビュー前

2歳のとき、社台ファームから「千葉サラブレッドセールサラブレッド2歳」に上場され、本谷兼三によって1,080万円で落札された。

奥村豊厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

11月12日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

3歳（2018年）

2月25日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

3月18日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた3戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

6月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（2戦0勝）。18頭立ての17番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい12着に終わった。

8月19日、中9週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、B.アヴドゥラ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で大外18番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、6着に入り込んだ。

9月15日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は藤岡康太騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

10月26日、中5週で迎えた7戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったレベルドアリュールに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

11月15日、中2週で迎えた8戦目は、3歳C13（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のイリアンソスを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

11月28日、中1週で迎えた9戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

12月6日、連闘で迎えた10戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で戸部尚実騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた11戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で戸部尚実騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

4歳（2019年）

1月2日、中1週で迎えた12戦目は、2019松島記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で戸部尚実騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったガーネットカイザーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

1月16日、中1週で迎えた13戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で戸部尚実騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、スターフォースにクビ差交わされて2着に惜敗した。