スズカアルペン（2003年生、母プリンセスリーベ）

スズカアルペン（2003年3月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋アルプス」。毛色は鹿毛。種牡馬のアルカング（当時15歳）と交配したプリンセスリーベが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は中村和夫。戦績は、中央平地6戦0勝、地方5戦3勝。主な勝ち鞍は2007年の一般C14。

経歴

デビュー前

藤沢則雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2006年）

7月9日、デビュー戦は田島裕和騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に敗れた。

4歳（2007年）

6月19日、約11か月半の休み明けで迎えた2戦目は、柴田直樹騎手を鞍上に迎えて、一般C25（名古屋ダート800m 曇/重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のシズダイナミックに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月11日、中2週で迎えた3戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田直樹騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた4戦目は、一般C24（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田直樹騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシズダイナミックに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

9月5日、中5週で迎えた5戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田直樹騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンクイーンに4馬身の差をつけて1番人気に応えた。

11月4日、中8週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた6戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが劣勢になり16着に終わった。

11月17日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた7戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい14着に終わった。

5歳（2008年）

3月15日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg絞って迎えた8戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての17番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて18着に終わった。

3月23日、連闘で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

11月22日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた10戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

6歳（2009年）

1月12日、中6週で迎えた11戦目は、鷹野宏史騎手を鞍上に迎えて、はりまや盃（高知ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず12着に終わった。