クリノスミレレディ（2004年生、母ベストクィーン）

クリノスミレレディ（2004年4月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋すみれ＋女性」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアドマイヤボス（当時7歳）と交配したベストクィーンが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は川崎清。戦績は、中央平地6戦1勝。主な勝ち鞍は2006年の2歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、川崎清から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、加藤ステーブルから「九州トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、栗本守によって315万円で落札された。

小島茂之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

8月12日、デビュー戦は塚田祥雄騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1400m 曇/不良）に出走。馬体重は428kg。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

10月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

12月3日、中4週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は塚田祥雄騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のケルティックハープに1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

12月23日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、2歳500万下の樅の木賞（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で塚田祥雄騎手（2戦1勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

3歳（2007年）

1月20日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた5戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの菜の花賞（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

10月14日、約9か月の休み明けで迎えた6戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。