アマミグレイス（2001年生、母アマミヴィーナス）

アマミグレイス（2001年3月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋優美・優雅」。毛色は鹿毛。種牡馬のスキャン（当時13歳）と交配したアマミヴィーナスが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は高岸順一。戦績は、中央平地7戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2003年の2歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

清水利章厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

9月13日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は454kg。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮戦したが、イシノアパトゥーラに交わされて1馬身半差の2着となった。

10月4日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ダイワレキシントンに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月1日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のベルフィギュールを3/4馬身振り切って未勝利戦を制した。

4歳（2005年）

6月18日、約20か月の休養明けで迎えた4戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

7月24日、中4週で迎えた5戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

8月20日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

10月23日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の原町特別（福島芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。