セイカチトセ（2014年生、母セイカシミズダニ）

セイカチトセ（2014年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋世田谷の地名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヴァーミリアン（当時12歳）と交配したセイカシミズダニが22歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）シンユウファーム。戦績は、中央平地17戦2勝。主な勝ち鞍は2017年の3歳500万下。

経歴

デビュー前

南田美知雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

6月4日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

6月18日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。

7月10日、中2週で迎えた3戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に終わった。

7月31日、中2週で迎えた4戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

9月11日、中5週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

10月10日、中3週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。18頭立ての17番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

11月6日、中3週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で武士沢友治騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた8戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で武士沢友治騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では強靭な末脚を披露し、5着に入り込んだ。

12月10日、中2週で迎えた9戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で武士沢友治騎手（5戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

12月23日、中1週で迎えた10戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で武士沢友治騎手（6戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3歳（2017年）

1月14日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のリンガスネオをハナ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

2月19日、中2週で迎えた13戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアフターバーナーをアタマ差振り切って2勝目を挙げた。

3月12日、中2週で迎えた14戦目は、3歳オープンの昇竜ステークス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は大野拓弥騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に敗れた。

4月8日、中3週で迎えた15戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のニュージーランドトロフィー（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では脚が残っておらず16着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた16戦目は、3歳オープンの端午ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦1勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた17戦目は、3歳オープンの青竜ステークス（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず12着に終わった。