エルカーサロマン（1990年生、母トウシヨウトツプ）

経歴

デビュー前

3歳（1993年）

4月4日、デビュー戦は堀井雅広騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が衰えて15着に終わった。

5月9日、中4週で迎えた2戦目は、佐藤吉勝騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤吉勝騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の負けん性を発揮してゴールまで勇戦し、3着を確保した。

6月13日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤吉勝騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

7月4日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（福島芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤吉勝騎手（3戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のファイブルビーに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月24日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1000m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で佐藤吉勝騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

8月14日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤吉勝騎手（5戦1勝）。18頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のヒューストンシチーに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月6日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下の苗場特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤吉勝騎手（6戦2勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のニシノセーブルをハナ差振り切って優勝

10月3日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンステークス（中山芝2000m 雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で佐藤吉勝騎手（7戦3勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

10月23日、中2週で迎えた10戦目は、奥多摩ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で佐藤吉勝騎手（8戦3勝）。18頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい17着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定戦のユートピアステークス（東京芝1400m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で佐藤吉勝騎手（9戦3勝）。18頭立ての17番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい18着に終わった。

4歳（1994年）

6月12日、約7か月の休み明けで迎えた12戦目は、フリーウェイステークス（東京芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は11戦連続で佐藤吉勝騎手（10戦3勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

7月2日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦のTUF杯（福島芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は12戦連続で佐藤吉勝騎手（11戦3勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

8月6日、中4週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の五頭連峰特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で佐藤吉勝騎手（12戦3勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き6着に終わった。

9月3日、中3週で迎えた15戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の苗場特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

9月25日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の上総特別（中山芝1200m 外回り晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は佐藤吉勝騎手（13戦3勝）。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

10月22日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下の五色沼特別（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤吉勝騎手（14戦3勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のラジオ福島賞（福島芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で佐藤吉勝騎手（15戦3勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

11月19日、連闘で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤吉勝騎手（16戦3勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。