ダンツスター（2001年生、母マターオブプライド）

ダンツスター（2001年5月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋星」。毛色は栗毛。種牡馬のスピニングワールド（当時8歳）と交配したマターオブプライドが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）ケイアイファーム。戦績は、中央平地9戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中村和夫から「北海道10月市場サラブレッド1歳」に上場され、山元哲二によって924万円で落札された。

橋本寿正厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2004年）

1月17日、デビュー戦は岩崎祐己騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都ダート1800m 小雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は438kg。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったアクイレジアに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

2月1日、中1週で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

2月15日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

3月21日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた4戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

4月10日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のカネトシプロスパーを半馬身振り切って初白星を挙げた。

10月30日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた6戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

12月5日、中4週で迎えた7戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

4歳（2005年）

1月15日、中3週で迎えた9戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。