ゼンカイワールド（2021年生、母エイコオレクレール）

ゼンカイワールド（2021年4月5日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名+世界」。毛色は栗毛。種牡馬のMind Your Biscuits（当時8歳）と交配したエイコオレクレールが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は萩澤泰博。戦績は、中央平地2戦0勝、地方11戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2024年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、萩澤泰博から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、木村直樹によって517万円で落札された。

小笠倫弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

11月4日、デビュー戦は永野猛蔵騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー東京（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は418kg。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

3歳（2024年）

2月24日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、小林勝太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では決め手が足りず15着に終わった。

3月29日、中4週で迎えた3戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1500m 晴/不良）に出走。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

4月12日、中1週で迎えた4戦目は、室陽一朗騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で室陽一朗騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

5月2日、連闘で迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で室陽一朗騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授の闘争本能でゴールまで頑張り、4着を確保した。

6月2日、中3週で迎えた7戦目は、飛田愛斗騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエンジェルズキッスに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月24日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で飛田愛斗騎手（1戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカナサンドーに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

8月23日、中8週で迎えた9戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のランチタイムチャレンジ（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで崩れずに走り抜いたが、勝ったヴァラムノスに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

9月20日、中3週で迎えた10戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスイートウィルに7馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

10月22日、中4週で迎えた11戦目は、ランチタイムチャレンジ（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

11月19日、中3週で迎えた12戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、上州和牛賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

12月24日、中4週で迎えた13戦目は、一般C2五六（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。