ミッキーオリビエ（2012年生、母ザレマ）

ミッキーオリビエ（2012年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋人名より」。毛色は栗毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時11歳）と交配したザレマが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地9戦4勝。主な勝ち鞍は2015年の長岡京ステークス(1600万下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、野田みづきによって9,450万円で落札された。

音無秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

11月29日、デビュー戦は松若風馬騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 曇/稍重）に出走。馬体重は540kg。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。

3歳（2015年）

5月3日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、3着に終わった。

5月30日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月19日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続でC.ルメール騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るヨドノナイトを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

8月15日、中3週で迎えた6戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のパドルウィールをハナ差振り切って2勝目を手にした。

9月12日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上1000万下の野分特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のキングズオブザサンに1馬身3/4の差をつけて3勝目を挙げた。

11月7日、中7週で迎えた8戦目は、3歳以上1600万下の長岡京ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のピークトラムをクビ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

11月28日、中2週で迎えた9戦目は、キャピタルステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜中俊騎手（3戦3勝）。18頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、6着に終わった。