イナフイズイナフ（2013年生、母キマグレ）

イナフイズイナフ（2013年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「もう十分だ」。毛色は鹿毛。種牡馬のオレハマッテルゼ（当時13歳）と交配したキマグレが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は田中裕之。戦績は、中央平地4戦0勝、中央障害2戦0勝、地方13戦3勝。主な勝ち鞍は2017年の4歳以上C2三。

経歴

デビュー前

佐々木晶三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

11月23日、デビュー戦は鮫島克駿騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は520kg。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

12月12日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

3歳（2016年）

4月10日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で鮫島克駿騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

5月15日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克駿騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

6月15日、中3週で迎えた5戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

7月6日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

11月30日、約5か月の休み明けで迎えた7戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

12月22日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエスケイタイガーに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2017年）

1月10日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

1月24日、中1週で迎えた10戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（園田ダート1230m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

2月14日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（5戦1勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

3月1日、中1週で迎えた12戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

4月5日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（7戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のテイエムマホーに6馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月18日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（8戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のスパーディクスをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

5月10日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（9戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

5月25日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（10戦3勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

11月3日、約5か月半の休み明けで迎えた18戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月12日、連闘で迎えた19戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上野翔騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。