ニシノインピッシュ（2003年生、母ニシノグレート）

ニシノインピッシュ（2003年4月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋いたずら好き。腕白に育て」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサクラチトセオー（当時13歳）と交配したニシノグレートが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地14戦1勝、地方14戦1勝。主な勝ち鞍は2005年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

菅原泰夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

6月26日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は468kg。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

7月9日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず7着に終わった。

8月6日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

9月3日、中3週で迎えた4戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

10月1日、中3週で迎えた5戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌ダート1000m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

10月23日、中2週で迎えた6戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

11月26日、中4週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて、最後は2着のクーデュパンをハナ差振り切って初白星を挙げた。

3歳（2006年）

1月15日、中6週で迎えた8戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた9戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

2月25日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

4月16日、中6週で迎えた11戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で北村宏司騎手（3戦0勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

8月5日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

10月15日、中9週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり15着に終わった。

11月21日、中4週で迎えた14戦目は、マルチサンド特別（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

12月19日、中3週で迎えた15戦目は、マルチフェイス特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

4歳（2007年）

1月20日、中4週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に終わった。

7月13日、約6か月の休養明けで迎えた17戦目は、柴田直樹騎手を鞍上に迎えて、一般B5（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に敗れた。

7月17日、連闘で迎えた18戦目は、一般B5（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田直樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

7月25日、連闘で迎えた19戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般B5（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた20戦目は、孔雀草特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

8月14日、連闘で迎えた21戦目は、一般B5（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

9月4日、中2週で迎えた22戦目は、竹田吉秀騎手を鞍上に迎えて、一般B3（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。6頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のコスモジャーニーに3馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

10月2日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた23戦目は、神無月特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で竹田吉秀騎手（1戦1勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

10月9日、連闘で迎えた24戦目は、岐阜信用金庫杯（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で竹田吉秀騎手（2戦1勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

10月17日、連闘で迎えた25戦目は、一般B4（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で竹田吉秀騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

10月25日、連闘で迎えた26戦目は、一般B4（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた27戦目は、一般B6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

11月23日、連闘で迎えた28戦目は、大垣共立銀行杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は竹田吉秀騎手（4戦1勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。