メダルオーダー（1984年生、母フアニーフアスト）

メダルオーダー（1984年5月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のメダル（当時15歳）と交配したフアニーフアストが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）向別牧場。戦績は、中央平地18戦1勝2着2回、地方11戦0勝。主な勝ち鞍は1986年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

橋本正晴厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1986年）

10月4日、デビュー戦は久保敏文騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は418kg。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月25日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で久保敏文騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

11月22日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で久保敏文騎手（2戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るキシュウスカイを豪脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

12月20日、中3週で迎えた4戦目は、3歳400万下の千両賞（阪神芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で久保敏文騎手（3戦1勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

3歳（1987年）

1月24日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳400万下（京都ダート1700m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で久保敏文騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた6戦目は、上野清章騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのエルフィンステークス（京都芝1600m 外回り晴/重）に出走。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

3月14日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定4歳400万下の初雛賞（阪神芝1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は久保敏文騎手（5戦1勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた8戦目は、4歳400万下の菜の花賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で久保敏文騎手（6戦1勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた9戦目は、4歳400万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で久保敏文騎手（7戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったエイシンラピスに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

5月9日、中0週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳400万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で久保敏文騎手（8戦1勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したメイショウエンゼルにアタマ差届かず2着となった。

5月31日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は上野清章騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた12戦目は、4歳400万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は久保敏文騎手（9戦1勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

7月19日、中4週で迎えた13戦目は、4歳以上400万下（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で久保敏文騎手（10戦1勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

8月15日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上400万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で久保敏文騎手（11戦1勝）。18頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず12着に終わった。

9月12日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上400万下（阪神芝1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で久保敏文騎手（12戦1勝）。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

10月4日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上400万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で久保敏文騎手（13戦1勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入り込んだ。

10月24日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（京都ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で久保敏文騎手（14戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

11月14日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で久保敏文騎手（15戦1勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、4着に入った。

4歳（1988年）

5月9日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた19戦目は、安部竜司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A2（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月20日、中5週で馬体重を前走からさらに17kg増やして迎えた20戦目は、端勝成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A2（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月24日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた21戦目は、4歳以上A2（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で端勝成騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上A3（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で端勝成騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた23戦目は、本厚司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A3（金沢ダート1700m 晴/不良）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月29日、連闘で迎えた24戦目は、4歳以上A3（金沢ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で本厚司騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上A（金沢ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で本厚司騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

5歳（1989年）

4月10日、約4か月の休養明けで迎えた26戦目は、フエニックス（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で本厚司騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた27戦目は、田邉廣文騎手を鞍上に迎えて、オリオン（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。

5月22日、中3週で迎えた28戦目は、オリオン（金沢ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は本厚司騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた29戦目は、オリオン（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は田邉廣文騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。