カネムサシ（1992年生、母ミナトスイレン）

カネムサシ（1992年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のルイヴイルサミツト（当時12歳）と交配したミナトスイレンが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は合資会社青森牧場。戦績は、中央平地17戦1勝2着2回、中央障害2戦0勝、地方11戦1勝。主な勝ち鞍は1995年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

加賀武見厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1995年）

1月7日、デビュー戦は横山義行騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

1月21日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

2月5日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、谷中公一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

2月19日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で谷中公一騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

3月12日、中2週で迎えた5戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/重）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、勝ったキタサンシルバーにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

4月30日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、M.ロバーツ騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた7戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、伸びてきたテンセイマジック決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

5月27日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は横山義行騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた9戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のマチカネヒエイに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月2日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい6着に敗れた。

7月16日、中1週で迎えた11戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の宗谷特別（札幌芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて7着に終わった。

4歳（1996年）

3月16日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

3月30日、中1週で迎えた15戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 小雨）に出走。鞍上は横山義行騎手（3戦0勝）。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月21日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下の胎内川特別（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で横山義行騎手（5戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい6着に終わった。

5月12日、連闘で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（新潟芝2200m 外回り曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で横山義行騎手（6戦0勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

6月9日、中3週で迎えた19戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

8月3日、中7週で迎えた20戦目は、谷地勝則騎手を鞍上に迎えて、一般C1（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた21戦目は、山本裕次郎騎手を鞍上に迎えて、一般C1（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は谷地勝則騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月30日、中3週で迎えた23戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で谷地勝則騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた24戦目は、小嶋久輝騎手を鞍上に迎えて、一般C1（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた25戦目は、一般C1（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は谷地勝則騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で谷地勝則騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。最後は、2着のテスコキングをクビ差制して久しぶりに勝利を挙げた。

11月23日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で谷地勝則騎手（5戦1勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で谷地勝則騎手（6戦1勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

12月29日、中2週で迎えた29戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で谷地勝則騎手（7戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5歳（1997年）

1月7日、連闘で迎えた30戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で谷地勝則騎手（8戦1勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。3着を確保した。